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空き家を

空き家を

空き家の前で立ち止まったとき、あなたは何を感じますか?

寂しさ、不気味さ、それともかつての暮らしの記憶? 長野県下伊那郡根羽村では、その空き家が今、新たな息吹を吹き込まれようとしています。

2023年4月、根羽村は空き家活用株式会社(以下アキカツ)と「空き家活用官民連携事業」を締結。 これにより、村内の空き家問題解決に向けた官民一体の取り組みが本格的に始動しました。

増え続ける空き家、3割に迫る高齢者独居世帯

根羽村の現状は深刻です。 平成27年12月時点で約100軒だった空き家が、令和3年8月には約140軒に増加。 年間4~6軒のペースで増え続けています。

さらに問題なのは、高齢者独居世帯の増加です。 令和5年2月末時点で108世帯と、全世帯数416世帯の約3割を占めています。

「このままでは村の活力が失われてしまう」 村長の大久保憲一氏は危機感を募らせていました。

アキカツとの連携、地域おこし協力隊が鍵

アキカツは空き家所有者、地域、事業者、そして自治体を繋ぐマッチングプラットフォームを運営。

根羽村では、アキカツが提供する「アキカツ自治体サポート」を導入。 地域おこし協力隊制度を活用し、空き家対策に特化した人材を雇用・育成することになりました。

アキカツと根羽村の連携

採用された地域おこし協力隊員は「空き家アドバイザー」として、空き家の所有者と活用希望者のマッチングを促進する業務に従事。

「開き屋」プロジェクト始動

昨年度から配置された地域おこし協力隊により、空き家情報の土台が固まりつつある中、新たなプロジェクトが立ち上がりました。

それが「開き屋」プロジェクトです。

ある一軒の空き家を対象に、空き家を「開き家」に生まれ変わらせる取り組み。

「開き屋」とは、空き家を開拓し、新たな価値を生み出す人のこと。

このプロジェクトでは、空き家のリノベーションだけでなく、その空き家を活用した新たなビジネスモデルの創出も目指しています。

地域の温もり、人のあたたかさ

根羽村を訪れた人々が口をそろえて言うのは、「歩けば、人のあたたかさが感じられる」という言葉。

これは単なる形容ではありません。

村の人々が互いに助け合い、支え合う姿がそこにはあります。

空き家問題の解決も、この地域の絆があってこそ成し遂げられるもの。

未来への一歩

空き家活用株式会社と根羽村の連携は、単なる空き家対策にとどまりません。

それは、地域の未来を切り開くための大きな一歩です。

空き家が新たな命を吹き込まれ、若者が村に集い、地域が活性化する。

そのビジョンは、根羽村に限らず、多くの地方自治体が抱える共通の課題に対する解答でもあります。

あなたも「開き屋」になりませんか?

根羽村の空き家活用プロジェクトは、まだ始まったばかり。

あなたのアイデアや情熱が、空き家を「開き家」に変えるきっかけになるかもしれません。

この秋、根羽村を訪れてみませんか?

歩けば感じられる人のあたたかさと、空き家が生まれ変わる瞬間を、きっと目の当たりにできるはずです。

関連リンク: 空き家利活用プロジェクト - 根羽村役場 | 長野県下伊那郡

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