150万本のピンクの絨毯 越知町コスモスまつりの40年
秋の空はなぜこんなにも高く、澄んでいるのだろう。越知町の宮ノ前公園に足を踏み入れた瞬間、そんなことを考えずにはいられなかった。目の前に広がるのは、150万本のコスモスが織りなすピンクの絨毯。40回目を迎えた「越知町コスモスまつり」は、今年も町をピンク色に染め上げていた。
秋到来、40回目の「越知町コスモスまつり」10/20まで 150万本愛らしく
花とともに歩んだ40年の歴史
宮ノ前公園に最初のコスモスの種がまかれたのは、今から40年前のこと。当時はまだ小さな試みだったが、年々規模を拡大し、今では県内外から多くの観光客が訪れる秋の風物詩となった。
「最初は町おこしの一環として始めたんです」と話すのは、実行委員会の関係者。「コスモスは手間がかからず、土壌を選ばない。地元の人たちが協力しやすい花だと考えました」
その想いは見事に実を結び、今では150万本ものコスモスが一斉に咲き誇る。赤、白、ピンク、オレンジ......色とりどりの花々が、秋の日差しを浴びて輝いている。
家族で楽しむ秋の一日
「子どもたちを連れて、毎年楽しみに来ています」と話すのは、高知市から訪れた家族連れ。公園内には、コスモスの巨大迷路や、よコジローのコスモスカーでの花巡り、ふわふわ遊具など、子どもたちが喜ぶアトラクションが満載だ。
特に注目したいのが、高知工科大学が監修したコスモス迷路。大人でも頭を悩ませる本格的な作りで、挑戦する人々でにぎわっていた。
「最初は簡単だと思っていたけど、意外と複雑でびっくりしました」と笑うのは、大学生のグループ。迷路を抜けた達成感とともに、一面に広がるコスモスの景色を楽しむことができる。
第40回越知町のコスモスまつり | 高知トラベル.com
地元グルメも魅力のひとつ
コスモスまつりは、花を楽しむだけではない。地元の食材を使ったグルメも大きな魅力だ。
「ツガニ料理やアメゴの唐揚げ、アユの塩焼き、カツサンドなど、越知町の味を存分に楽しめます」と、観光協会のスタッフ。新鮮な川魚や、地元産の食材を使った料理は、訪れた人々の胃袋を満たしていた。
特に人気なのが、よコジローカーでの花巡り。イメージキャラクターの「よコジロー」がデザインされた可愛らしいコスモスカーに乗って、のんびり園内を一周できる。「目の前に広がるコスモスを心ゆくまで楽しめます」と、乗車した家族は笑顔で話していた。
越知町の自然と歴史を感じる
越知町は、自然と神秘と歴史浪漫あふれるまち。コスモスまつりは、そんな越知町の魅力を存分に味わえるイベントだ。
「コスモスまつりをきっかけに、越知町の良さを知ってもらえたら」と話すのは、地元のボランティア。「澄んだ空気、清流、豊かな自然。そして、人々の温かさ。ぜひ、足を運んでほしい」
高知工科大学監修!? 越知町のコスモス祭り - 高知経済分析
これからの越知町コスモスまつり
40回目を迎えた越知町コスモスまつりは、これからも進化を続ける。来年は第41回を迎え、さらに魅力的なイベントになることが期待される。
「来年は、新しいアトラクションや、地元の特産品を使ったメニューを充実させたい」と、実行委員会。「越知町の魅力を、さらに多くの人に知ってもらいたい」
秋の訪れとともに、越知町のコスモスまつりは、多くの人々の心を癒し、感動を与え続ける。今年は、ぜひ足を運んで、150万本のコスモスが織りなす絶景を体験してほしい。
取材協力:越知町観光協会、越知町役場
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