江別の隠れた宝石、緑色の桜「御衣黄桜」が咲き誇る季節
江別市の春は、エゾヤマザクラのピンク色に染まる。だが、その風景の中に、一際目を引く緑色の花が咲いているのをご存知だろうか。北海道江別保健所の敷地内に植えられた「御衣黄桜(ギョイコウザクラ)」は、全国的にも珍しい品種で、訪れる人々を驚かせる。
緑色の桜、その正体とは
桜といえば、白やピンクの花を想像するのが普通だ。しかし、御衣黄桜はその名の通り、淡い緑色の花を咲かせる。花弁は10から15枚程度の八重咲きで、肉厚で外側に反り返るのが特徴。開花時には目立たないが、次第に中心部から赤みが増し、散る頃にはかなり赤くなる。この紅変の過程もまた、見どころの一つだ。
江別で出会う御衣黄桜
江別市で御衣黄桜に出会える場所は、北海道江別保健所の前庭。中央バスの「保健所前バス停」のすぐ隣りに植えられている。2024年5月9日には見頃を迎え、淡い黄緑色の花が満開になった。この時期は、桜の名所として知られる五稜郭公園のソメイヨシノが散り始める頃で、桜シーズンの終わりを告げる花としても注目されている。
歴史と由来
御衣黄桜の歴史は古く、江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが始まりと言われている。名前の由来は、花弁が平安貴族の衣服(御衣)の萌黄色(もえぎいろ)に近いことから。別名は「ミソギ(御祓)」とも呼ばれ、縁起の良い花としても知られている。花言葉は「永遠、優美、心の平安」で、一生添い遂げる縁起の良い花とも言われている。
開花時期と見頃
御衣黄桜の開花時期は、札幌・江別の場合、例年4月下旬から5月上旬頃。エゾヤマザクラが満開を迎えてからしばらく後になり、江別市の御衣黄桜はそれよりも少し遅く、5月中旬頃が開花時期となっている。2024年は暖かい日が早かったため、時期は少し早まるかもしれない。
訪れる人々の声
地元の方々は、この珍しい桜を大切に守り続けている。「普段見慣れたピンクの桜とは違い、緑色の桜は新鮮で驚きました」と訪れた人は語る。また、写真愛好家からは「八重咲きで肉厚の花弁が美しく、紅変する過程も撮影の楽しみ」との声が聞かれる。
アクセスと周辺情報
江別保健所は、JR江別駅から徒歩15分程度の場所に位置している。車の場合は、国道12号線沿いでアクセスしやすい。周辺には、江別市総合公園や野幌森林公園があり、桜の名所として知られている。御衣黄桜を訪れた後は、これらの公園でエゾヤマザクラを楽しむのもおすすめだ。
まとめ
江別市の御衣黄桜は、全国的にも珍しい緑色の桜として、訪れる人々に感動を与えている。その美しさは、ただ珍しいだけでなく、歴史と文化が織りなす物語でもある。春の訪れを告げるこの花を、ぜひ一度、その目で確かめてみてはいかがだろうか。
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