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豊岡演劇祭2026 〜国際色豊かな祝祭の舞台裏

豊岡演劇祭2026 〜国際色豊かな祝祭の舞台裏

9月の豊岡。

城崎温泉の湯けむりが立ち上る頃、但馬の街はもう別世界に変わっている。

今年で7回目を迎える豊岡演劇祭。その名の通り、演劇の祭典だが、実際に訪れると、それはもっと壮大な物語の始まりのように感じられる。

昨年のテーマは「演、縁、宴。」だった。今年は「国際色豊かな祝祭」を目指すという。ただのスローガンではない。それは街全体が舞台となり、観客もまた物語の登場人物となる、回遊型の演劇祭なのだ。

街が舞台になる魔法

豊岡演劇祭の最大の特徴は、その開催場所にある。

劇場だけでなく、城崎温泉の街並み、日本海の海岸、神社の境内に設けられた木造の農村舞台...。街の至る所が舞台となるのだ。

これは平田オリザ氏が提唱する「地域型演劇」の実践そのものだ。

「アートと観光を起点に、今年も多くの方に楽しんでいただける演劇祭が実現できればと願っています」と平田氏は語る。

フリンジプログラムの魅力

演劇祭の醍醐味の一つが、フリンジプログラムだ。

3月2日から4月1日まで、フリンジ参加団体の公募が行われる。募集要項は公式サイトで後日発表される予定だ。

「セレクション」「ショーケース」「ストリート」の3つの部門で作品を公募。これにより、さらに多彩な表現が豊岡の地で展開されることだろう。

ボランティアの視点から

昨年の演劇祭に参加したボランティアスタッフの話を聞いた。

「サポートスタッフとは演劇祭の運営をお手伝いする、いわゆるボランティアサポーターのことで、各地の芸術祭などでは一般的な制度です」と彼女は語る。

豊岡演劇祭では去年から導入され、今年は20人余りが参加。そのうちおよそ半数は東京など但馬以外から来てくれたスタッフだという。

「私自身が参加した動機は『地元での大きなイベントに、何らかの形で参加したい』というものでしたが、各地から集まったスタッフの目的は『演劇をたくさん見たい』『ほかのサポーターとの交流』『まちづくりへの関心』などさまざまで、大学生や大学院生といった若い人が多く私にとっても刺激をもらえる楽しい日々でした」

地域とのコラボレーション

豊岡演劇祭は、ただ演劇を上演するだけではない。

地域の食、文化、景観といった魅力がうずまく演劇祭。劇場だけでなくミーティングスポットやナイトマーケットも新たな価値観や出会いの場となる。

豊岡市観光公式サイトによると、城崎国際アートセンターや豊岡市民プラザ、豊岡市民会館などの劇場施設に加え、神社や広場など、まちの至る所で演劇などの公演が行われるという。

国際色豊かな祝祭へ

実行委員会会長を務める豊岡ツーリズム協議会の高宮浩之氏はこう語る。

「昨年は『演、縁、宴。』をテーマに開催しましたが、2026年度は、その『縁』をさらに外へと広げ、これまで以上にボーダーレスで『国際色豊かな祝祭』を目指しています」

コロナ禍が明け、フルスペック開催から3年目。豊岡演劇祭は、名実ともに日本最大級の演劇祭へと育ってきた。

街を歩く人々の物語

演劇祭の期間中、街を歩く人々もまた物語の一部となる。

「もぐもぐゴクゴク! 9月は僕の街豊岡で豊岡演劇祭が3週間開催されました! 街のいたるところで、アーティスト、パフォーマー、演劇をされていてとっても魅力的な月です!」と地元のブロガーは興奮気味に語る。

豊岡演劇祭2026の全貌

開催日程は2026年9月18日(金)〜27日(日)。

フェスティバルディレクターを平田オリザ、実行委員会会長を豊岡ツーリズム協議会の高宮浩之氏が務める。

今年も豊岡演劇祭を、2026年9月18日(金)~9月27日(日)に開催することが決定。また、豊岡演劇祭のフリンジプログラムに参加いただける団体および個人の募集も始まる。

まとめにかえて

今年で7年目を迎える豊岡演劇祭は、観光やまちづくりと連動した回遊型の演劇祭だ。

この盛大な演劇祭が、かつてない体験を提供することを期待し、準備が進められている。

2026年9月、新たな表現と魅力溢れる「豊岡演劇祭」で皆様をお迎えできることを心待ちにしている。

思わぬ場所で、思わぬ表現に出会う。そしてこの土地の呼吸を感じる。

2026年9月、新しく、そしてより深化した「豊岡演劇祭」で皆さまとお会いできることを、心より楽しみにしています。

豊岡演劇祭2026。それはただの演劇祭ではない。それは街全体が舞台となり、人々が物語を紡ぐ、国際色豊かな祝祭なのだ。

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